MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者が2日、独自の方法に基づいて各チームの今季の勝利数を予想。今季大きく向上しそうなチームは4つあるとし、そのなかでも大谷翔平投手が所属するエンゼルスが最も飛躍しそうだと推測した。

カストロビンス記者は、データサイト「Fan Graphs」が予測した、選手の勝利への貢献度を表す「WAR」をベースに、各チームの今季の勝利数を算出。その結果、昨季72勝だったエンゼルスは91勝と予想され、プラス19勝が期待されることになった。

同記者は、エンゼルスが実際にここまで向上できるかどうかは未知数だとし、WAR8・9と予想されたマイク・トラウト外野手と、同5・7と予想されたアンソニー・レンドン内野手の出来に左右されるところが大きいと述べた。また、91勝を実現するには大谷を含め、ローテーションの真の向上が必要だと指摘。大谷が再び週1ペースでの登板に容易に適応できるようになることなどが、前進の鍵だとした。

なお、同記者はエンゼルスのほか、パドレス、ホワイトソックス、ブルージェイズも大きく飛躍すると予想。ただし、この結論は不確定要素に満ちており、予想には間違いがつきものであると強調している。(AP)