カブスのダルビッシュ有投手(33)が、今オープン戦で初めて登板し、2回2安打1失点3奪三振無四球と、順調な仕上がりを見せた。

1回、先頭打者に初球の速球を左中間席へ運ばれたものの、その後は右飛、最速98マイル(約158キロ)の速球で連続三振を奪った。

2回は1死から二塁打を許したが、後続を空振り三振、遊ゴロに仕留めるなど、力強く、安定感も十分だった。

球数は26球(ストライク20、ボール6)。

登板後は「真っすぐは走ってましたし、キレもあった。コントロールも良かったですし、真っすぐで最後の遊ゴロは僕の中でミスですけど、それ以外の真っすぐは力があったと思います」と、納得の表情だった。

今後は、基本的に中4日で調整しながら開幕を目指すことになる。その一方で、長丁場のシーズンへ向けて、「1試合1試合、少しずつ自分を成長させていく努力をするということは今までやってきたので、あまり計算せずにやっていきたいと思います」と、冷静に話していた。(メサ=四竈衛)