この日先発予定だったナショナルズの右腕マックス・シャーザー投手(35)が、右上半身の疲労により欠場した。問題の個所は広背筋、鋸筋(きょきん)、腹斜筋だという。

シャーザーによれば、シーズンに向けた準備で筋力トレーニングを行おうとした際に、右上半身の反応が遅れるのに気づいたとのこと。それでも「張りがあるわけではないし、MRIも受けていない。そういうケガじゃない」と、あくまで疲労の問題だとコメント。投球時にも痛みはないと強調した。

これまでオープン戦で2度先発登板しているシャーザー。前回は3日に先発し、3回1/3を投げて2失点だった。同投手は「次の先発登板に向けて十分に回復したつもりだったけど、トレーニングスタッフは僕についてプランよりも進んでいると感じ、今日投げさせるのは不要なリスクだと思ったようだ」と話した。

これまでサイ・ヤング賞に3度輝いたことのあるシャーザーは昨季、レギュラーシーズンに172回1/3を投げて11勝7敗、防御率2・92をマーク。開幕投手候補とみられており、次回は15日に行われるメッツとのオープン戦で登板の見込みとなっている。(AP)