エンゼルス大谷翔平投手(25)が、オープン戦で1年目を上回る11三振を喫した。10日(日本時間11日)、マリナーズ戦に「4番DH」で出場。3打数無安打2三振に終わった。今季ここまで9試合、24打席で11三振。1年目のオープン戦で喫した三振数10(36打席)を早くも超えたが、マドン監督は「大丈夫だ。今年は3割打つだろうと、彼にも伝えた」とチームの主軸に高い信頼を寄せた。

打席でのスイング数は増えてきた。第1打席、第3打席ともに空振り三振。第2打席では5球投げられたストライクに対して全てスイングしたが、捉えきれない。4球ファウルとなり、最後は90マイル(約144・8キロ)の直球にコンタクトしたが、遊ゴロに倒れた。26日(同27日)の開幕戦まで約2週間。本調子とは遠い状態だが、球場から引き揚げる際は笑顔を見せ、明るい表情だった。

20日に発売される米人気雑誌「スポーツ・イラストレイテッド」の開幕特集号では、18年のア・リーグMVPでドジャースに移籍したベッツとともに表紙を飾ることとなった。全米ではなく西海岸版だが、表紙を飾るのはメジャー1年目以来2度目。投打で二刀流復活をかける3年目、注目度は依然として高い。(ピオリア=斎藤庸裕)