新型コロナウイルスの感染拡大によるメジャーのキャンプ中断から一夜明けた14日、各チームは依然として対応に追われている。

前田健太投手が所属するツインズは、フロリダ州フォートマイヤーズでのキャンプの打ち切りを決定。前田は会員制交流サイト(SNS)でファンと交流し「今は自主練習で、もう1回キャンプ前みたいな感じ。またキャンプに集まってからシーズンなので(開幕は)だいぶ遅れると思う。5月から6月になるんじゃないかといううわさ」と案じた。ツ軍のドミニカ共和国やプエルトリコ出身の選手は母国に戻ったという。球団広報によると、前田は16日にキャンプ地を離れる。

レイズは一時的に選手への練習施設の開放を決め、30人ほどが参加。筒香嘉智外野手も練習したという。田中将大投手のヤンキースは、選手の全会一致でキャンプ地での練習継続を決めており、守備練習などで調整した。大リーグ機構は13日に選手会と協議し、選手にキャンプ地残留、帰宅、本拠地での調整と3つの選択肢を与えている。