かつてレッドソックスなどで活躍し、殿堂入りしているウェイド・ボッグス氏(61)が、3月初旬に新型コロナウイルスに感染していたかもしれないと明かし、さらにクリス・セール投手から感染した可能性もあると語っている。米CBSスポーツが伝えた。

セールは4月初め、ことしの春季キャンプに出遅れた理由となった病気の原因は新型コロナウイルスだったのではないかと話していた。2月に肺炎の症状が出ていると報じられていたが、検査は行わなかったという。

米紙「タンパベイ・タイムズ」によると、ボッグス氏は「3月初旬に肺炎になり、高熱や咳などが3日間続いた。病院に行き、インフルエンザの検査を受けたが陰性だった。でも肺炎を起こしていたんだ。抗体検査を行い、実際は(新型コロナウイルスに)感染していたのかどうか確認してみたい。本当に苦しい数日間だった」とコメント。

さらに、「春季キャンプでは複数の選手が周りにいた。クリス・セールとは長時間会話をしたし、握手もした。彼に『具合はどうだった?』と聞いたら、彼は『ひどかった』というようなことを言っていた。セールがそうなったのは2月初めなので、彼が抗体検査を受けたら、感染していたという結果が出るのだろうかと考えている」と続けた。