2021年は、米国ニューヨーク市などで2001年9月11日に起きた同時多発テロから20年となるが、その9月11日に、ともに同市に本拠を置くメッツとヤンキースが対戦する予定であることが分かった。

これは地元紙「ニューズデー」が情報筋の話として最初に報じたもの。大リーグ機構(MLB)は来季のスケジュールを発表していないが、メッツがホームのシティフィールドにヤンキースを迎えて行う一戦となるという。

同時多発テロで多数が犠牲となったニューヨーク市では現在、新型コロナウイルスにより1万8000人を超える死者が出ている。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は「どれだけ力強く、どれだけ感動的な一戦になるか、想像もつかないくらいだ」と、この試合の持つ意味についてコメントした。

同時多発テロ発生後、ニューヨーク市で最初に行われた主要スポーツイベントがメジャーの試合だった。メッツは2001年9月21日に当時ホームだったシェイスタジアムにブレーブスを迎え、マイク・ピアザ捕手が地元の人々を力づける1発を放っている。(AP)