エンゼルス大谷翔平投手(26)は、投打で順調な調整ぶりを見せた。15日(日本時間16日)、今キャンプ初のナイターでの紅白戦に打者で出場し、遊ゴロ併殺打、右直、空振り三振で3打数無安打。3試合連続安打はならなかったが、第1打席は初球打ちで積極的な姿勢を見せ、第2打席も2ストライクと追い込まれてから粘って変化球を捉え、右翼へ鋭いライナー性の打球を放った。

試合前には水原通訳とキャッチボールを行い、その後、フリー打撃では27スイング中7本の柵越え。4イニング相当、64球を投げた紅白戦登板から2日後のこの日、状態に問題はない様子だった。右肘の手術後初の実戦登板となった7日の登板後は腰に張りが出たが、マドン監督は大谷の状態について「全て順調。何も悪いリポートは届いていない」と話した。来週末のメジャー開幕へ向け、順調に進んでいる。(アナハイム=斎藤庸裕)