エンゼルス大谷翔平投手(26)が、メジャーデビューを飾った敵地オークランドで復活を遂げる。23日(日本時間24日)、26日(同27日午前5時10分)のアスレチックスとの開幕カード3戦目の先発が正式発表。エプラーGMは「マウンドとバッターボックスで彼を見られるというのは、楽しみだ」と約2年ぶりの二刀流復活に期待した。24日(同25日午前11時10分)の開幕戦は打者として「3番DH」で出場する見込みだ。

18年3月29日、同地でメジャー初出場を飾った。「8番DH」で第1打席、初球打ちで右前打を放った。3日後には初登板初勝利と、その後はケガとの闘いとなったが、2年前と現在を比べ、同GMは「背中と太もも辺りが少し大きくなったように見える。それは、膝の状態がいいということを示している。18年バージョンの彼とほとんど変わらない」と太鼓判を押す。

開幕が4カ月遅れ、シーズンは60試合。大谷は「飛ばせるだけ飛ばして、両方頑張りたい」と話す。この日発表されたベンチ入り30選手には、新設の「二刀流選手」として登録、万全の状態でメジャー3年目を迎える。メジャー登板は18年9月2日のアストロズ戦以来、693日ぶり。新たな二刀流物語が始まる。(アナハイム=斎藤庸裕)