カブスのダルビッシュ有投手(34)が、7回をソロ本塁打のみの1安打1失点無四球11奪三振の快投で、ハーラー単独トップの7勝目(1敗)を挙げた。

5回まではパーフェクト投球。6回、先頭のカーペンターに粘られた末、9球目を痛打されたものの、22打者相手に許した走者はこの1発だけ。この日は、スローカーブを効果的に織り交ぜ、文句なしの投球で、日本人メジャーとして初の7戦7連勝を飾った。

球数は101球(ストライク69球)。

防御率はリーグトップの1・44。

2桁奪三振は、今季3回目。

試合後は、唯一の被安打について「本塁打になるとは思わなかったし、悪い球じゃなかった」と分析。

快投の一因として、これまでと配球パターンを変え、スローカーブやチェンジアップを多投した背景を明かした。「調子がめちゃめちゃいいわけでもなかったですが、変化球のコントロールが良かった。今まで自分がやらないことをやろうと思った。まったく違う配球の投手になるのが一番のキーでした」と、淡々と振り返った。