ヤンキース田中将大投手(31)が22日(日本時間23日)、今季の公式戦最後の先発となる23日(同24日午前7時37分開始予定)のブルージェイズ戦を前に、オンライン会見で対応した。

すでにヤンキースはプレーオフ進出が決定。シード順位争いが残る一方、今後は先を見据えた調整も必要となってくる。「こういう時期ですし、しっかりと準備してやっていくだけだと思います」。

今季は7年契約の最終年で、今オフはFA(フリーエージェント)市場の目玉となる。田中は鳴り物入りで入団した1年目から6年連続2桁勝利を挙げるなど、盟主ヤンキースの先発ローテーションの柱として安定感のある成績を残してきた。「評価は周りの方がしてくれること。自分としては、もっと投げて勝って、というのを期待されていたと思います」。

現時点で、来季の去就は未定だが、地元メディアにはヤンキースに必要な選手との論調が多く、ポストシーズンを含めた今後の投球内容が注目される。

勝てばメジャー通算79勝目で、野茂英雄(ドジャースなど)の通算123勝に次ぎ、黒田博樹(ヤンキースなど)に並び日本人メジャー史上2位となる登板。田中にとっては、さまざまな思いが込められたマウンドとなりそうだ。