3月中旬に大腸がんの手術を受けたオリオールズのトレイ・マンシーニ外野手(28)が、4月中旬から続けてきた化学療法を終了したことが分かった。恋人のサラ・パールマンさんがツイッターで公表した。MLB公式サイトが伝えている。

マンシーニは再建中のオリオールズで昨季活躍を披露した数少ない選手の1人。154試合で打率2割9分1厘を記録し、本塁打35本と97打点はいずれもチームトップだったが、3月にステージ3の大腸がんと診断され、今季は全休となっていた。

化学療法終了の知らせを受け、オリオールズはメンバー1人1人の祝福メッセージを記したチーム写真をマンシーニにプレゼント。本人が包みを開け、メッセージを熟読する様子をツイッター上で配信した。同選手は「全部を読むには相当時間がかかりそうだ。本当にすごい。今はとても言葉にならないよ」と喜びを語った。

来季復帰を目指しているマンシーニについて、ブランドン・ハイド監督は「誰もが彼のことを心から気にかけている。経過が良好だという知らせを聞けて、本当に素晴らしいよ。会える日が待ち遠しいね」と話している。