ヤンキースの田中将大投手が現地時間7日にサンディエゴで行われるレイズとの地区シリーズ(5回戦制)第3戦で先発することについて、ニューヨーク・タイムズ紙のジェームズ・ワグナー記者は「ブルペンを休ませるための戦略」との見解を示している。

ヤンキースは第1戦でエースのゲリット・コール投手を先発させ、先勝。2戦目では田中のような実績十分の有力投手が起用されるとみられていたが、先発投手に抜てきされたのは21歳ルーキーのデイビー・ガルシアだった。

これについてワグナー記者は、今季は新型コロナウイルスの影響で休養日がなく5連戦となっているためブルペン陣に大きな負荷がかかるとし、「コールが初日、田中が第3戦という具合で、信頼できる先発投手を日を空けて登板させれば、リリーフ陣をフレッシュな状態に保つことができる」との考えを示した。

2戦目ではガルシアが1回で交代し、その後は本来先発のJ・A・ハップ投手など5人が継投とリリーフ勢がフル稼働。3戦目で田中が好投し、ワグナー記者の見解通りにブルペン陣を休ませられるか注目だ。