マーリンズは13日(日本時間14日)、キム・アング氏(51)が新GMに就任したことを発表した。同氏はMLBだけでなく、北米の男性プロスポーツ史上初の女性GMとなった。アジア系米国人の同氏は、学生時代、ソフトボールの名内野手としてプレー。ヤンキース、ドジャースでGM補佐を歴任し「GMに最も近い女性」と言われつつ、11年からMLB機構の副社長を務めていた。

マンフレッド・コミッショナーは「スポーツ界の歴史をつくり、野球やソフトボールを愛する多くの女性や少女に対して、意義深い前例となるだろう」との声明を発表。アング氏は球団を通して「この業界に入った当時、女性がメジャー球団を率いることはありえないことのようだった。今の目標はマイアミに優勝をもたらすこと」と意欲を示した。米国では大統領選の結果により、カマラ・ハリス氏(56)が女性初の副大統領に就任することが確実となっており、野球界でも女性の活躍が注目を集めることになりそうだ。