ドジャースは8日(日本時間9日)、元監督で特別アドバイザーのトミー・ラソーダ氏が7日(同8日)夜、自宅で心肺が停止し、病院へ搬送された後に死去したことを発表した。93歳だった。

ラソーダ氏は1976年からドジャースの監督を務め、退任する1996年途中までの間に地区優勝8回、ワールドシリーズを2回制覇。「私の体にはドジャーブルーの血が流れている」との名文句を残すなど、メジャーきっての名物監督として知られた。

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ラソーダさんの訃報が届き、SNSには追悼の投稿があふれた。野茂氏がデビューした際にバッテリーを組んだマイク・ピアザ氏は「私と私の家族の人生を変えてくれた恩人。何と言えばいいのか」とコメント。ヤンキースなどで活躍し野球解説者として活躍するアレックス・ロドリゲス氏は「彼は本物の紳士であり、王者であり、殿堂入りの偉人だった」と振り返った。野球界以外でも、俳優のビリー・クリスタルが野球映画の名セリフにちなんで「野球で泣くこともある」と悲しみ、テニス界のレジェンド、ビリー・ジーン・キングさんは「真の野球伝道師だった」とたたえた。