ドジャースなどで通算324勝を挙げた殿堂入り右腕ドン・サットンさんが19日、75歳で死去した。ドジャースが同日に発表した。02年に腎臓がんと診断され、左の腎臓を摘出していた。

66年にドジャースでデビューし、15年連続200イニング以上、17年連続2桁勝利を記録。21度の2桁勝利は史上最多で、756先発はサイ・ヤング、ノーラン・ライアンに次ぐ歴代3位。23年間で通算774試合に登板し324勝256敗5セーブ、防御率3・26、3574奪三振。98年に野球殿堂入りした。ドジャース時代の233勝、2696奪三振は現在でも球団記録となっている。

43歳での引退後は主にブレーブス戦で解説を務めた。MLBのマンフレッド・コミッショナーは声明で「最も安定した勝利投手の1人だった」と語り、長年の活躍をたたえた。