元オールスター投手で、ドジャースの1959年ワールドシリーズ(WS)制覇に貢献したスタン・ウィリアムズ氏が20日、ネバダ州の自宅で84歳で亡くなったことが分かった。

ドジャースが21日に明かしたところによると、ウィリアムズ氏は2月11日に心肺疾患により入院し、それ以降は緩和ケアを受けていた。

内角攻めで打者を震え上がらせたことから「ビッグハート(Big Hurt)」と称されたウィリアムズ氏は、ドジャース、ヤンキース、インディアンス、ツインズ、カージナルス、レッドソックスでプレーし、メジャー14年間で通算109勝94敗、防御率3・48を記録。ドジャース時代にオールスターに2回選出され、59年には世界一に輝いた。

引退後は投手コーチ、スカウト、アドバイザーとして、複数球団に所属し、レッズで投手コーチを務めていた1990年にもWS優勝を果たしている。(AP)