エンゼルス大谷翔平投手(26)がオープン戦4度目の先発で2回1/3を投げ、4安打7失点5四球と大荒れだった。右手のマメのため、3回途中で交代した。

立ち上がりから苦しんだ。1回、先頭の1番ベッツは直球2球で二飛に抑えたが、2番の左打者シーガーから制球が乱れた。直球を引っかけ、修正しようとした抜け球もあった。

連続四球でピンチを背負うと、1死満塁から6番マンシーの5球目で暴投。99マイル(約159キロ)の直球が引っかかり、制御がきかなかった。この回3四球と暴投で先制点を与えた。

2回も先頭の7番スミスに四球。続く8番テーラーには甘く入ったスライダーを捉えられ、2ランを浴びた。さらに2死から2番シーガーには3ボールからストライクを取りにいった83マイル(約150キロ)の真ん中直球を左中間スタンドへ運ばれた。制球を乱し、2回までで4点を失った。

3回は1死から四球。右手の先を気にするしぐさを見せた。さらに安打で一、二塁とすると、7番スミスにカーブを右翼スタンドへ運ばれる3ランを浴びた。

その後マドン監督とトレーナーがマウンドに集まり、数分間、話し込んで降板。右手のマメにより、交代となった。63球で予定の3回を投げきれず、4安打3被弾、5四球、7失点で開幕前の最終登板を終えた。

また、この日は打者でも「2番投手」で出場したが、3回途中で交代となったことで、直後の4回の攻撃では代打を送られ、1打数無安打。オープン戦での連続安打は11試合で止まった。