ツインズ前田健太投手(32)がブルワーズ戦でメジャー初の開幕投手を務め、2失点で5回途中で降板し、今季初勝利はならなかった。

初回を12球で3者凡退に抑え順調な立ち上がりだったが、走者を背負った場面で制球に苦しんだ。2回以降は毎回走者を出し、3回には2死一塁から3番イエリチに死球、4番ガルシアに単打、5番ショーに押し出し四球を与え失点するなど、この回だけで36球。

それでも粘り強く投球を続け大崩れはなかったが、5回先頭のイエリチに右前打を許した後、1死一塁から名遊撃手シモンズの思わぬ失策で1死一、二塁となったところで交代。4回1/3まで88球を投げ、6安打2失点(自責点1)、3四死球5三振で、勝敗は付かなかった。

チームは5-2とリードした状態から9回裏に同点に追い付かれ、延長10回にサヨナラ負けした。

前田は「左バッターへのスライダーが外に流れていた。ピンチが続き、修正しきれなかった」と反省。初めての開幕投手には「すごく素晴らしい時間だった。ただいいピッチングができなかったことは悔しいし、この経験を生かして次はいいピッチングができるよう、チームが勝てるようなピッチャーになって、また開幕投手を目指したいなと思います」と話した。