エンゼルスタジアムで大ブーイングが起きた。アストロズの選手が打席に入るたび、「ブ~~~~」と観客が一斉に声を上げた。特に1番アルテューベ、3番ブレグマン、6番コレアの打席中には大きなブーイングとなった。

19年シーズンオフに、アストロズによる電子機器を使った組織的なサイン盗みが明らかになり、当時監督を務めていたA・J・ヒンチ氏(現タイガース監督)や元GMのジェフ・ルノー氏が解任された。選手に罰則は与えられなかったが、他球団の選手やファンから非難の対象となった。

昨年はシーズンを通して無観客だったため、ブーイングを浴びることはなかったが、不正にサイン盗みが行われていたとされる17年シーズンの主力アルテューベらに対しては、ブーイングや非難の声が絶えなかった。

4回のアストロズの攻撃では、アルテューベが一塁側スタンドへファウルを放ち、そのボールを観客がグラウンドに投げ返した。直後、同選手は右前への適時打を放ち、リードを4点に広げた。