昨季サイ・ヤング賞に選ばれたインディアンスのシェーン・ビーバー投手(25)が、メジャー新記録となる開幕から4試合連続2桁奪三振を達成した。

この日の登板では8回6安打3失点、2四球13奪三振で2勝目をマーク。ここまでの三振数は12(対タイガース)、12(対ロイヤルズ)、11(対ホワイトソックス)、13で、MLB公式サイトなどによると、現在のマウンド間の距離が定められた1893年以降で開幕から4試合連続2桁奪三振を記録したのは初めて。

また、開幕から4試合で計48奪三振は78年ノーラン・ライアン(エンゼルス)と並んでメジャー最多タイ、昨年からの6試合連続2桁奪三振は球団史上初、16試合連続8奪三振以上でランディ・ジョンソンのメジャー記録まであと1試合となるなど、記録ずくめの登板となった。

ビーバーは「立ち上がりは少し悪かったけど、それを乗り越え最終的に流れに乗ることができた」と振り返り、フランコナ監督は「これがエースたるゆえん。そして彼はその期待に応えてくれる」とたたえた。

昨季は8勝1敗、防御率1・63、122奪三振で投手3冠を達成し、満票でサイ・ヤング賞に選出。今季はここまで4試合で2勝1敗、防御率2・45。