エンゼルス大谷翔平投手(26)が、4月26日以来の2勝目を挙げた。「2番投手」で出場し、投手では6回4安打2失点。直球の最速は97・3マイル(約157キロ)で、今季最多タイ、2度目の2ケタ奪三振となる10三振をマークした。球数は76球で、今季初の無四球で登板を終えた。また、打者では3打席で2打数無安打だった。

試合後の大谷の主な一問一答は以下の通り。

-無四球だった。シーズン序盤と何が変わった

メカニック(投球動作)じゃないかなと思います。

-制球を重視して球速を抑えているのか

ランナー出た場面とか、そういう場面は球速も上がったりしているので、自分でもそこまでコントロールしているということはないですけど、勝手になるのかなと思います。

-マドン監督は6回に疲れが出ていたようだと言っていたが、どうだった

球速というか変化球のキレ自体も落ちてきてはいたので、どのピッチャーもそうじゃないかなと思うんですけど、前回が前回(7イニング目に連続四球と安打で失点)だっただけに、最後のイニング、監督としても少し怖い部分もあるのかなとは思うので、もっと安定して7回以降もしっかり抑えられるというところを見せられれば、迷うことなく使ってもらえるんじゃないかなと思ってます。

-1回、先頭打者にホームランを打たれたが、その後は落ち着いた。何か変えたことは

特には変えてないですかね。打たれているのはもちろん、甘いボールなので、そこが一番、反省点かなと思いますし、気を抜いたときにそうやって長打が出て、またスコアリングポジションにいくというパターンが今日は多かったので、そこはしっかり反省したいなと思ってます。

-直球の制球が安定したことで、他の変化球で打ち取りやすいというのはあるか

前回、まっすぐ多めに投げて、今回、1巡目もまっすぐを基本的に多めに投げたので、2巡目以降の変化球が通りやすかったかなというのは感じました。

-救援陣、特にイグレシアスの活躍をどのように見ていた

今日のゲームはもうそこに尽きるなっていう感じじゃないですかね。そこ(8回無死満塁から登板し、2イニング無失点)で仕事をするあたりもさすがだなと思いますし、勝ちパターンでこうやって投げているプレッシャーもあると思いますけど、しっかり抑えるあたりは、さすがだなと思って見てました。

-制球の改善は、リリースが安定したからか

リリースが安定するのは最後の最後なので、そこまでどうやってスムーズに動くかっていうのはまず、基本的には大事かなと思いますし、バッティングでいうならインパクトは最後なので、そこに動くまでにどういう動きをするかというのが、大事かなと思います。

-下半身の動きがスムーズになったのか

下半身、上半身という分け方はあまりしてないので、全体的なバランスだったりだとか、基本的にピッチャーは自発的な動きが多いので、自分でそうやって気をつけられるところだけの確認をしとけば、特に下半身はどうの、というのはないかなと思います。

-3球三振が多かった

場合によりますけど、基本的には無駄球というか、球数が増えるだけだと思っているので、基本的にはゾーンで勝負することかなと思います。

-メカニックがしっくり来るようになったのはどの登板からか

今日もすべてが良かったわけではないですし、どちらかというと球的にはそんなに良くない試合ではあったので。三振は取ってますけど、そこまですごくいいなという感じはしてはいないので、前回もクイックで投げたりとか、そうやって1試合1試合、状態を見ながらメカニックの部分も工夫していってる感じなので、今の状況で、すごくいいっていう感じはないかなと思ってます。

-球宴ファン投票、DH部門でノミネートされた

まずそういうふうにノミネートしてもらったというのはすごいうれしいですし、どうなるかはもちろん先のことなので分からないので。今まで通り1試合1試合、明日も試合あるので頑張りたいなと思ってます。