エンゼルス大谷翔平投手(26)が、今季3度目の3戦連発となる27号本塁打を放った。敵地でのヤンキース戦に「2番DH」で先発出場。3点ビハインドの3回1死から、右腕タイヨンの外角低めチェンジアップを捉え、右越えに運んだ。

打球速度109・6マイル(約176キロ)、角度23度、飛距離は395フィート(約120メートル)。沈む変化球をすくい上げるようなスイングで、楽々と右翼スタンドへ放り込んだ。

前日は3年ぶりにヤンキースタジアムでプレーし、第1打席で2戦連発となる26号先制アーチを放った。打球速度117・2マイル(約188・6マイル)で、通算73本の本塁打の中で最速をマーク。ニューヨークのファンに強烈な一撃を披露し、さらに3戦連発で続いた。6月は12本目のアーチで、07年7月にヤンキース松井秀喜がマークした日本人選手の月間最多13本まであと1本となった。

打撃好調をキープし、30日(日本時間7月1日)にはヤンキースを相手に敵地で今季12度目の先発が予定されている。前日の試合前練習では壁当てとキャッチボールを行い、順調に調整。左翼フィールドで練習する大谷を一目見ようと、三塁側スタンドには人だかりができていた。二刀流で活躍を続ける大谷への注目度は高まるばかりだ。