苦戦が続くパドレスが23日、ラリー・ロスチャイルド投手コーチ(67)を解任したと発表した。残りシーズンはベン・フリッツ・ブルペンコーチ(40)が投手コーチ代行を務める。

パドレスは開幕前にトレードでダルビッシュ有投手(35)、左腕ブレーク・スネル(28)、右腕ジョー・マスグローブ(28)を獲得し、メジャー屈指の先発ローテと評価された。だがダルビッシュが腰の張りで今季2度目の負傷者リスト(IL)入りするなど、負傷者が続出。チームは最近10試合で2勝8敗と苦戦し、ナ・リーグ西地区で首位ジャイアンツに13ゲーム差をつけられ3位にとどまっている。ティングラー監督は「解任は100%私の判断。空気を変えたかった」と話した。

ロスチャイルド氏はコーチとしてはパドレスが5球団目で、就任2年目だった。2019年まで9年間ヤンキースの投手コーチを務め、黒田博樹氏(46)や、田中将大投手(32=楽天)を指導した。