「リアル二刀流」で初の挫折を味わった。エンゼルス大谷翔平投手(27)が「2番投手」で西地区首位の難敵相手に先発したが、3回1/3を9安打6失点と打ち込まれ、自身の連勝は8でストップ。5月28日以来の今季2敗目を喫した。

大谷は、日本ハム時代から、DH解除の「リアル二刀流」では日米16連勝中だった。日本では7勝1セーブ(CSを含む)、今季から解禁したメジャーでも過去16戦で9勝無敗。「リアル二刀流」ではメジャー17戦目で初黒星となった。過去の敗戦投手はすべて投手専念か、DH制のない投打出場時だった。

大谷の今季成績は21試合に登板(すべて先発)して9勝2敗、防御率3・36。

▽エンゼルス・マドン監督(大谷の投球について) 「ベストの状態ではなかった。空振りが少なかった。よく粘っていたと思ったが、続投させる考えはなかった」