カージナルスがカブスを下し、1935年シーズンに記録した14連勝を86年ぶりに更新し、球団記録の15連勝を達成した。

ハリソン・ベーダー中堅手は2回に先制の14号ソロ弾を放ち、4打数4安打、2打点をマーク。さらに守備でも貢献した。

5-4とカージナルスが1点リードで迎えた8回裏、カブスが1死一、三塁と一打逆転の場面で、ラファエル・オルテガが一塁ゴロに。前進守備をとっていたポール・ゴールドシュミット一塁手がヤディエル・モリーナ捕手に送球し、三本間に三塁走者を挟んだ。

ノーラン・アレナド三塁手は走者にタッチしてアウトを取ると、すかさずトミー・エドマン二塁手へ送球し、今度は一塁走者を塁間に挟んだ。ボールはエドマンからモリーナ、そして二塁ベースカバーに入っていたベーダーへと渡り、さらにベーダーからボールを受けたポール・デヨング遊撃手が走者にタッチし、3-2-5-4-2-8-6という珍しい併殺プレーが完成した。

シンカーでゴロを打たせて狙い通りにピンチを切り抜けたT・J・マクファーランド投手は、「あまりの展開でうまく説明できない。自分はただくるくる回っていただけだが、他のみんなに注目が集まっていたので良かった」と語った。(AP)