張本勲氏が10日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にリモート出演。今シーズンを終え、トップと2本差の46本で惜しくも日本人選手初の本塁打王を逃したエンゼルス大谷翔平投手についてコメントした。

「ほめてあげてください。ものすごくよく頑張りました。出口の見えない暗い時代にね。この人の活躍が明るくて毎日が楽しみでした」とまずは1年間の活躍をねぎらった。

そして「ただね、何回も言うようにプロスポーツは2番もビリも一緒なのよ。残念なことが1つ2つありますよ。打率(2割5分7厘)が非常に少ない。仕方ない。ホームラン狙ってるから。ただ、ホームラン王を取れなかった。やっぱり金メダルを取らないと価値観がないんですよ。2位になったらね、周りはほめてくれますよ。『よくやった』『すごいじゃないか』と。ところが大谷は知りませんけど、スポーツマンというのは2位になったら1カ月くらい食事がのどを通らないのよ。自分を責めてね。悔しくて。来年もありますからね。唯一の残念はホームラン王を取れなかった。金メダルを取れなかった。これが残念の1つ。ただ、大谷をほめてやってください。打って、走って、守って、滑る。アメリカの選手にそんな選手いませんよ。何回も言うようにほめてあげてください」と一気に話していた。