MLBが、来季からマイナー選手に住宅補助を開始することが決まったと、17日付のESPN電子版が伝えた。住居費を全額支給するのか、あるいは住宅を無償提供するのか、詳細はまだ明らかになっていないが、間もなく正式に合意に達する見通しだという。

マイナーでは、米国基準の最低賃金以下の給与でプレーを続けている選手が大半で、選手からの不満が上がり、社会からの批判も上がっていた。マイナー選手の中には3LDKを4~5人でシェアして暮らす選手や、住居費が払えず球場や車の中で寝泊まりする選手の例も伝えられていた。

マイナー選手の給料は今季から増額されたが、年間の最低給料は1Aが1万2000ドル(約132万円)、2Aが1万4400ドル(約158万円)、3Aが1万6800ドル(約185万円)となっている。