18日に行われたア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦で、レッドソックスのエデュアルド・ロドリゲス投手が見せたジェスチャーに、同チームのアレックス・コーラ監督が怒りの“NG”を突きつけた。MLB公式サイトが伝えている。

ロドリゲスはこの試合で6回まで投げて勝利投手となったが、その最後の投球でアストロズのカルロス・コレア遊撃手をゴロに仕留めた際、右手首を軽くたたくしぐさを見せた。実はこれは、コレアが試合中に見せるジェスチャー。同選手は1発を放った際に腕時計をはめているかのように手首をたたくしぐさを見せるため、ロドリゲスの行為はコレアを揶揄(やゆ)したものと思われる。

だがこれを見たとたん、コーラ監督は激怒。「ノー!」と何度も声を上げてロドリゲスの行為を諌(いさ)め、試合後の会見では「あのような振る舞いをしてはならない。彼にはそれを伝えた。自分たちの目標ではないところにモチベーションを求めるようなことがあれば、この仕事に向いていない。われわれのモチベーションは4勝を挙げ次に駒を進めること、それだけだ」と話した。

一方のコレアは「選手たちが感情を見せ、自分らしくある方向に(野球も)向かうべきだと思う。彼が僕のセレブレーションを真似(まね)したのは、結構いいと思ったよ。僕らは野球を楽しくしたいとか、もっと多くの人に見てもらいたいとよく話すけど、そのためにはこういうことも必要。個人的には大歓迎だよ」と好意的な見解を示した。