エンゼルス大谷翔平投手(27)が8日(日本時間9日)、全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票で選出されるア・リーグMVPの最終候補3人にノミネートされた。日本選手としては、2001年に史上2人目の新人受賞となったイチロー外野手(マリナーズ)以来、2人目の受賞なるかに注目が集まる。レギュラーシーズンの個人タイトルでは「最高峰」に位置づけられるMVPとは?

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「Most Valuable player(最も価値ある選手)」の略で、大リーグでは最も古いタイトル。1911年に始まり、ア・リーグの初代受賞者はタイ・カッブ(タイガース)。31年からBBWAAによる現行の記者投票制になった。

選考は1都市2人ずつ、ア、ナ両リーグとも記者30人による10人連記制で決まる。投票は公式戦終了直後に締め切られ、プレーオフやワールドシリーズの成績は加味されない。得点は1位14点、2位9点、3位8点、4位7点、以下10位1点まで。

最多受賞はバリー・ボンズ外野手(ジャイアンツなど)の7回。日本では優勝チームからMVPが選ばれる傾向にあるが、大リーグでは過去に最下位チームからの選出もあり、大谷の同僚で19年トラウトは地区4位からの選出だった。

また、67年にサイ・ヤング賞(最優秀投手)が両リーグ1人ずつとなったことで、MVPは「最高野手」の意味合いが強くなり、以降の54年で投手のMVP受賞者は両リーグ合わせて9人しかいない。大谷は指名打者(DH)と先発投手で実績を残し、史上初の「二刀流」選手での受賞なるかに注目が集まっている。