エンゼルス大谷翔平投手(27)が29日(日本時間30日)、今オフ11冠目となる「賞タイム」のフィナーレを順当選考で飾った。

ア・リーグの最優秀指名打者(DH)に贈られる今季の「エドガー・マルティネス賞」が発表され、大谷が初受賞した。1973年にスタートした同賞で、エ軍選手では初の受賞者となった。

投打二刀流でシーズンを完走した大谷は今季、登板日とナ・リーグの交流戦を除いてほぼDHに入った。46本塁打はDH部門で1位、OPS・965も同1位、100打点は同2位。104打点のヨルダン・アルバレス(アストロズ)、28本塁打&99打点のJ・D・マルティネス(レッドソックス)らのライバルを退けた。

大谷の今オフは受賞ラッシュに沸いており、「最高峰」のリーグMVPを筆頭に、大リーグ選手会の「プレーヤーズ・チョイス賞」で年間最優秀選手とリーグ最優秀野手を獲得。DH部門では、打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞、大リーグ全体のベストナインに相当する「オールMLB」のファーストチームなどに輝いた。