マリナーズのディポトGMが27日(日本時間28日)、地元メディアとの会見に応じ、FA選手2人に具体的なオファーを提示していると明かした。そのうちの1つは「大きなオファーといえる」という。

マリナーズはこの日、今季打率3割5厘をマークしたアダム・フレージャー内野手(29)をパドレスからトレードで獲得。同GMにとってこのオフシーズン最初の補強だが、水面下では活発に動いていると明かし、すでに正式オファーもしていることに言及。相手について聞かれると「そのうち話す」と含み笑いをしたという。

マリナーズは今オフ、菊池雄星投手(30)がFAで抜け、先発投手の補強が大きな課題だが、そのほかに今季45本塁打を放ったマーカス・セミエン内野手(31)、2015年新人王で2016年MVPのクリス・ブライアント内野手(29)のような大物FAに興味を示しているとも伝えられている。また広島からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す鈴木誠也外野手(27)を獲得候補に入れているとも報じられた。

鈴木誠は22日からメジャー30球団との交渉が解禁され、約1週間が経過。30日間の交渉期間はロックアウトがなければ12月22日(日本時間23日午前7時)までとなっている。