カブスがベテラン捕手のヤン・ゴームズ(34)と2年総額1300万ドル(約14億3000万円)の契約に合意したようだ。情報筋の話としてMLB公式サイトが30日に伝えている。

正式サインは健康診断終了後となる見込み。MLBネットワークのケン・ローゼンタール記者によると、契約には3年目のオプションのほか、先発試合数に応じたボーナスも含まれているという。

ゴームズはここまで10年のメジャー生活で計813試合に捕手として出場。2021年の現役捕手のなかでは12位の試合数となっている。キャリアを通じたDRS(守備防御点=守備力を測る指標。平均的選手よりシーズンで何点多く防いだかを表す)は+41で、2012年以降の捕手では全体の11位にランクイン。打撃での貢献にも定評があり、ナショナルズとアスレチックスでプレーした今季は103試合出場で打率2割5分2厘、14本塁打、52打点を挙げた。

なお、カブスは昨オフから主力を相次いで放出して再建を目指しており、来季終了後にフリーエージェントとなるウィルソン・コントレラス捕手を今オフにもトレードに出すのではと注目されている。そのコントレラスはゴームズとの契約合意報道を受け、ツイッターで反応。飛行機が離陸し、その後着陸するような意味深な絵文字を投稿している。