米メディア「アスレチック」は7日、エンゼルスが今オフ獲得した元二刀流右腕マイケル・ロレンゼン(29)のインタビュー記事を掲載した。

ロレンゼンによると、先発ローテ入りはすでに決まっているという。本格的に先発としてプレーするのはデビュー1年目の15年以来。当時は27試合(先発21)で4勝9敗、防御率5・40だったが「自分がやりたいこと、そして自分の実力はしっかり理解している。(当時よりも)知識が増え、経験もある。自分が出せるものはブルペンでも先発でも変わらないし、先発の方がもっとその力を生かせると思っているんだ」と自信を見せた。

打撃についてはまだチームと話し合っていないというが「チームがそれを求め、勝利につながるのであれば、もちろん準備する」と前向きだった。

また、大谷が週に1度の登板のため6人ローテが採用されていることには「自分とノア(シンダーガード)はとても恩恵を受けると思う」と話した。ロレンゼンは今季右肩の張りで出遅れ、同じく新加入の右腕シンダーガードはトミー・ジョン手術明けのため、休養が増えることはメリットになるとの考えを示した。

ロレンゼンは15年にレッズで先発でデビューし、2年目から中継ぎに転向。打撃にも定評があり、19年には73試合に登板しながら53打席に立った。18年には4本塁打を記録している。

一方、ここ2シーズンはともに1打席のみで、投手にほぼ専念。今オフにFAとなり、エンゼルスと1年675万ドル(約7億4300万円)で契約した。今季27試合で1勝2敗、防御率5・59。