米CBSスポーツが、渡米を目指す広島の鈴木誠也外野手(27)について「メジャーでも通用するか」と題した記事を公開し、数字上はブライス・ハーパー外野手(フィリーズ)やピート・アロンソ内野手(メッツ)に匹敵すると報じた。

同局は秋山翔吾外野手(レッズ)や筒香嘉智外野手(パイレーツ)については、球団の期待に反してメジャーへの順応に時間がかかっていると指摘。一方で、鈴木については打撃力を含む総合的な力において、両選手よりもスムーズに順応できるのではないかと評されていると述べた。

その上で、こうした評価が妥当なのかどうか、打球速度、打球角度といった主要な指標をもとに、鈴木とメジャーの選手を比較。昨季、鈴木の打球速度は平均約146キロ、打球角度は平均13・6度であり、そのおよそ45%が約153キロ以上を記録し、その26・5%が10度から30度と、ホームランを打つのに理想的な角度を示していたと述べた。

なお、昨季のハーパーは打球速度の平均が約147キロ、打球角度の平均が12・9度。アロンソはそれぞれ約146キロ、14・7度。ブレーブスで世界一に貢献したオースティン・ライリー内野手、ブルージェイズのテオスカー・ヘルナンデス外野手らも似た数字を記録しており、鈴木はこうした選手らに匹敵する力があると結論付けた。