今年の野球殿堂入りメンバーに選ばれた元レッドソックスのデービッド・オルティス氏(46)が、殿堂入りを逃した元ジャイアンツのバリー・ボンズ氏(57)について「自分にとっては殿堂入り選手」と語った。

オルティス氏は25日、殿堂入り発表後のオンライン会見でボンズ氏について問われ「今後、彼が成し得たことをする選手が現れるとは思えない。周囲のさまざまな声があるけれど、(ステロイドの使用で)騒がれる前から自分は彼のことを殿堂入り選手だと思っていた。別次元でプレーしていたよ」と話した。

ボンズ氏は通算762本塁打のメジャー記録を持ちながら、薬物使用が取り沙汰され、資格10年目の今年も選出を逃し、殿堂入り資格を喪失。同じく10年目での選出がかなわなかった元ヤンキースのロジャー・クレメンス氏(59)についても触れ「彼らのパフォーマンスは本当に特別だった。自分と比べようと思ったことすらない。このような形になってしまったが、どうすることもできない」とコメントした。