本来ならキャンプが始まっている今、米メディアは閑散とするキャンプ地の様子を伝えている。

ニューヨーク・タイムズ電子版は18日付で、定年退職後に温暖なフロリダ州で暮らしキャンプ見学を毎年楽しみにしているというファンの「うんざりしている。早く野球が始まってほしい」というコメントを紹介。サンディエゴ・ユニオントリビューン電子版もファンのインタビューを掲載し「長年、パドレスファンをやっているが、今の状況にいら立っている」などのコメントを紹介した。

USAトゥデー電子版は「キャンプ地にいるスター選手はイチローだけだ」と、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(48)がマイナー選手だけが集まっているキャンプ地で活動している姿を紹介。「彼は誰よりもベストの肉体的状態でキャンプ地にいるが、3年前に引退している」とし、メジャーの選手はキャンプ施設に入れず、コーチやトレーナーと連絡を取ることもできないと伝えた。