米メディア「ファンサイデッド」が20日、日本プロ野球(NPB)のロッテに所属する佐々木朗希投手(20)について、その剛腕ぶりを紹介。メジャー移籍するとしてもまだ先の話だとしつつ、「佐々木朗希という名前は覚えておくべき」と報じた。

記事では、日本での成功を土台にメジャー進出を目指す選手が次々と生まれている現状に触れ、数多くの才能ある選手にとってNPBは良い成長の場になっていると紹介。2019年にドラフト1位指名でロッテに加入した佐々木については大船渡高時代から「すでに複数のメジャー球団からかなりの注目を浴びていた」とし、メジャー球団の組織に入って力を試すかと思われた時期もあったと述べた。

同メディアは、佐々木が国内高校生史上最速の163キロを計測した点に触れ「これほどの球速が出せる投手であれば、どの国の出身であれ、注目を浴びるのは確実」とコメント。さらに同投手が昨季NPBで63回1/3を投げ、68三振、防御率2・27、四球わずか16だったという事実に着目し、「その能力は前評判をはるかに上回るものだった」と評価した。

同メディアはさらに、佐々木が19日の練習試合で自己最速タイの163キロをマークしたという情報も素早くキャッチ。「先発投手がシーズンのどの時期にこの数字を出してもインパクトがあるのは当然だが、この年齢で、しかも2月中旬という時期にこれほどの球を投げられるというのは、とんでもないことだ」と感嘆。同投手が海外フリーエージェント(FA)権を取得するには累計9年を要する点に触れ、「今すぐメジャーに来るというわけではないだろうが、エネルギッシュな速球とポテンシャルを考えれば、佐々木朗希という名前は覚えておくべきだろう」とつづった。