パイレーツ筒香嘉智内野手(30)は「4番DH」で出場し、5打数無安打で4三振を喫した。第1打席で今季初三振を喫すると、3打席連続三振。微妙な判定もあり「自分のストライクゾーンがずれたことが全て。こっちがボールと思っていてもストライクだったりすることもある。審判も僕もお互い人間なんで、どっちが悪いってことはない」とさばさばしていた。

第1打席の見逃し三振は、内角のカーブ。テレビ中継では打者側に大きく外れた様子が映され、MLB公式サイトでもボールゾーンに記録された。それでも淡々と、球審とひと言をかわしたのみで、ベンチに悠然と戻っていった。3打席連続見逃し三振の後は、二飛と空振り三振だった。筒香の4三振は昨年7月22日のカージナルス戦以来、渡米後3度目となる。

今季はこここまで2試合で7打数4安打2打点で、打率5割7分1厘だった。この日の5打数無安打で、打率は3割3分3厘となった。

チームは9-4で大勝し、今季初白星を挙げた。「今日はチームが勝ったのでそれが一番」と明るかった。

カブスの鈴木誠也がメジャー初本塁打を放ったことを伝え聞くと「すごく順調なスタートを切っていると思う。けがだけ気をつけて頑張ってほしい」とわが事のように喜んだ。