ニューヨーク・タイムズ電子版が11日(日本時間12日)、19奪三振で完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)の偉業を紹介するにあたり、1試合27奪三振でノーヒットノーランを達成した伝説の投手を引き合いに出した。

現在89歳のロン・ネッチアイ投手。1952年5月13日、マイナーリーグのD級(現在のルーキーリーグに相当)で27三振を奪った。失策と1四球1死球、振逃げで走者は出したが、ブリストル・ツインズの右腕は、ウェルチ・マイナーズを相手にノーヒットノーランを達成した。まだ19歳だった。

次の試合でも2安打完封、24三振を奪ったネッチアイは、8月にメジャーデビュー。だが、胃潰瘍を抱えていたことや制球難があり12試合に投げ1勝6敗、防御率7・08に終わった。54回3分の2で31三振しか奪えず、63安打、32四球、自責点43だった。翌年以降は肩の故障もあってメジャーで登板することなく、55年に引退した。