アストロズが2回に計5本のホームランを記録し一挙9得点を奪う猛攻を見せ、レッドソックス先発右腕ネーサン・イオバルディ投手を早々にノックアウトした。

初回はイオバルディの前にわずか3人で攻撃が終了したアストロズだが、2回に入ると爆発。ヨルダン・アルバレス左翼手の12号ソロを皮切りに、カイル・タッカー右翼手の6号2ラン、ジェレミー・ペーニャ遊撃手の7号ソロ、指名打者マイケル・ブラントリーの3号3ランと次々に得点を重ね、最後はユリ・グリエル一塁手の3号2ランで攻撃を締めくくった。

イオバルディは1回2/3を投げて、8安打9失点(自責6)という内容に。1イニングで5本塁打を許したメジャー史上3人目の投手となった。レッドソックスは二番手のタイラー・ダニッシュ投手がタッカーにグランドスラムを決められ、さらに4失点。5回から登板した3番手の沢村拓一投手が、1回を無安打無失点、2三振に抑えるなど、その後は無失点としたが2回までの大差が響く形となった。

アストロズのダスティ・ベイカー監督は「今日はわれわれの日だった」と満足感を示し、ルーキーながら躍進を見せているペーニャは「ハードヒットだったのは分かっていたけど、あれが(グリーン)モンスターを越えられるかどうかは分からなかった」と喜び「ここは素晴らしい球団。相手を負かすことができるとみんな分かってる」と話した。