パドレスのダルビッシュ有投手(35)が、7回6安打無失点無四球5奪三振と好投し、今季4勝目(1敗)を挙げた。米野球データサイト「Codify Baseball」によると、ダルビッシュは2ストライク時の被OPS(被出塁率+被長打率)が0・396で、先発投手としては1988年以降で最も低い数字だという。

ダルビッシュは立ち上がりから丁寧な投球を続け、5回までは二塁を踏ませず、危なげない内容。6回1死から連打で一、三塁のピンチを背負ったものの、3番カイル・シュワバー左翼手を空振り三振、4番ニック・カステヤノス右翼手を最速97・7マイル(約157・3キロ)の速球で二ゴロに仕留め、強打者に安打を許さなかった。さらに、続投した7回も無失点で切り抜け、2-0と2点のリードを守り、救援陣にマウンドを託した。

「Codify Baseball」はツイッターで、「ダルビッシュ有がマウンドにいる時に2ストライク取られたら、メジャーリーグの打者としては楽しくないだろう」とコメント。それぞれサイ・ヤング賞2回のコリー・クルバー投手(レイズ)とジェイコブ・デグロム投手(メッツ)、サイ・ヤング賞3回のクレイトン・カーショー投手(ドジャース)、オールスター7回選出のクリス・セール投手(レッドソックス)といったビッグネームたちを上回っている。