エンゼルス大谷翔平投手(27)が「3番投手兼DH」で出場し、6回6安打5失点で今季3敗目を喫した。防御率は3・45となった。

1回、無死から1番スプリンガーに8球目の低め直球を捉えられ、先頭打者アーチを浴びた。3回には2番エスピナル、4番ビシェットに適時打を浴び、3失点。6回には3番ゲレロにカーブを運ばれ、左翼ポール直撃のソロ本塁打を浴びた。

この日は直球に球威がなく、最速は97・6マイル(約157キロ)で、平均球速95・6マイル(約154キロ)は今季のアベレージより1・6マイル(約2・6キロ)遅かった。

打者では2打数無安打。腰に張りが出た影響で、8回に代打を送られた。大谷の試合後の主な一問一答は以下の通り。

 

-今日のピッチングについて

いいところで打たれてしまったので、そこが全部かなと。ランナーがいる場面での1本が、効果的に出てたかなと思います。

-直球の球速が遅かったが、疲労か、もしくは張りが出た腰の影響か

今日は腰ですね。初回の入り的にもそうですし、結局、三振をそこそこ取りましたけど、なんとなくだましだまし投げているような感覚かなと思います。

-腰は疲労の蓄積か

どうですかね。1球投げた時におかしいなという感じだったので、メカニック的にちょっと、例えば滑ったときに、感じる張りだったりとか、そういう感じかなと思います。

-ヒゲをはやしているのか

はやしてないですね。

-ゲレロとの対戦はどんな気持ちだった

シーズン中に何回もある訳ではないですけど、同じリーグなので、素晴らしいバッターっていうのは、特に右左関係なく、僕もバッターをやってて、参考にしたりするので、もちろん今日打たれたボールに関しても、それもそれでいい経験になるかと思います。

-下半身の動きにダイナミックスさがなかったのは腰の影響か

全体的にそんな感じかなとは。もちろん、全部が全部いい時ではないですけど、全体的になんとなく、こう、思いきりいけてはいないかなと思いますね。

-これ以上、直球は投げられない状態だったのか、あえて投げなかったのか

それでも96(マイル)は出ていたりしたので、そんなに無理だなっていう感じはもちろんなかったですけど、他の球種を交えながら効果的に投げた方がいいのではないかなと。

-今後への課題は

まずは切り替えることじゃないですかね。そんなにすごく悲観するような内容だったかって言われたら、収穫もありのところかなと思うので、そのいいところもまた、反省しながら、次に行きたいなと思います。

-収穫とは

今シーズンの中でスプリットはいい方でしたし、いいバランスの中で投げられれば、より安定して投げられるのかなと思うので、今のところ、バランスよく全部いいという投球はこの8登板はないので。それが出てきた時に帳尻が合うのではないかなと思うので、それまでしっかり我慢しながらゲームを作りたいなと思います。

-28日の3戦目は菊池投手が先発。腰の状態が出場に影響すると思うか

明日になってみないとちょっと。体の張りとか、肘とか肩もそうですけど、1日たってみないと、どの程度、張りが戻ってくるのか分からないので、明日の様子を見ながらトレーナーと話したいなと思います。

ー初めて電子機器を使用してサイン交換。理由は

使ってみる、という判断。使ってみたいなというか、(スタッシ捕手と)お互いに、キャッチャーもそうですけど、意思疎通の中でその方がテンポよくいけるのではないかなという。もちろん、初めは慣れが必要だと思うので、同じようにできるかといったらそうではないですけど、そっちの方がいいんじゃないのかな、と思うので、全体的に。

-違和感は

違和感はもちろんありますけど、初めてなので。ただ、思ったよりスムーズに入れたかなと思います。