エンゼルスの主砲、マイク・トラウト外野手(30)が12日(日本時間13日)、コミッショナーを務め、物議を醸したファンタジーフットボールのリーグの勝者がアレックス・ブレグマン内野手(アストロズ)であったと明かした。全米にESPNで中継されている試合中に実況席と会話。ベンチ内で質問に回答し、12チームのリーグで優勝していたという。

ブレグマンはエンゼルスと同じア・リーグ西地区の首位を走るアストロズの中心選手で、通算123本塁打の長距離砲。今季は58試合で6本塁打、28打点、打率2割2分5厘をマークしている。

同リーグにはMLB選手が参加しており、トミー・ファム外野手(レッズ)とジョク・ピダーソン外野手(ジャイアンツ)も所属していた。ルールの見解の相違などから、ファムが5月27日の試合前練習中にピダーソンを平手打ちし、3試合の出場停止処分を受けていた。ピダーソンがファムの前に所属していたパドレスを侮辱していたことも背景にあったという。

同リーグのコミッショナーはトラウトで、ファムがその後「トラウトの仕切りは最悪だった。彼はファンタジー・スポーツ界で最悪のコミッショナーだ。対立があっても何も解決しなかった。誰もコミッショナーをやりたがらなかったので、みんなが彼に押しつけたんだけれどね。だから我々の責任でもある」などと批判していた。

また、トラウトは「きっと新しいコミッショナーを得るだろう」とコミッショナー退任を示唆した。同リーグは1万ドル(約130万円)の参加費が必要だが、参加希望者がトラウトに殺到しているという。