昨年9月にトミー・ジョン手術を受けたツインズの前田健太投手(34)が、今季中に間に合えばリリーフとして復帰する可能性があると14日(日本時間15日)、地元紙スター・トリビューン電子版が伝えた。

前田は現在リハビリ中で、MLB公式サイトによれば今月初めにブルペンでの投球練習を開始。12日のブルペンでは全て速球で30球を投げ、球速は85マイル(約137キロ)を記録。オールスター明けには米フロリダ州フォートマイヤーズにあるマイナー施設に移動し、8月から実戦形式の投球に移るという。ただ、残り数カ月で先発投手の投球数に到達することは難しく、同紙はリリーフとしての復帰が見込まれると伝えた。

バルデリ監督は、前田がリリーフとして復帰するプランに「ブルペン陣に加わる可能性は大いにある。ただ、今季中の復帰に関しては焦らせたくない。ケンタには投球プログラムに従って適切なペースでリハビリを続けて欲しい。それを踏まえた上で、もし順調にいけば、マウンドに送り出して数イニング投げさせたいと考えているよ」と、ロングリリーフで起用したい考えを明かした。

前田はドジャースに所属した16~19年に中継ぎとして34試合に登板し、防御率3.19を記録している。ドジャース時代の通算成績は137試合で47勝35敗6セーブ、防御率3.87。ツインズ移籍後は32試合すべて先発で12勝6敗、防御率3.90。