MLBが17日、ドラフト会議を開催し、1巡目で二刀流選手が2人指名された。

1人はブレーブスが1巡目全体20位で指名したオーウェン・マーフィー投手(18=イリノイ州・リバーサイドブルックフィールド高)で、右投げ右打ちの投手と内野手の二刀流。投手として指名されたが、球団からは二刀流選手として育成すると伝えられているという。米メディアのインタビューでエンゼルス大谷翔平投手(28)のようになりたいと明かし「打つのも投げるのも好き。(大谷は)メジャーでも投打すべてができることを示してくれた。彼に触発された」と話した。

もう1人はジャイアンツが1巡目全体30位で指名したレジー・クロフォード(21=コネティカット大)。指名時に「ツーウエー・プレーヤー(TWP=二刀流選手)」してと登録されており、これはMLBドラフトでも極めてまれ。左投げ左打ちの投手と一塁手の二刀流で、MLB公式のドラフト有望株ランキングで80位に入っており、1巡目指名はサプライズだった。大学リーグの21年シーズンでリーグ最多の13本塁打、62打点をマークし、投手としては主に救援で6試合に登板し1勝1敗、防御率2・35と、投打いずれでも高い評価を受けていた。