オールスター前日恒例のホームランダービーが行われ、ナショナルズのフアン・ソト外野手が初優勝を飾った。決勝でイチロー氏の秘蔵っ子マリナーズのフリオ・ロドリゲスに19-18で勝利した。3連覇を狙ったメッツのアロンソは第2ラウンドで敗れ、史上初の快挙はならなかった。
【詳しく解説】ホームランダービーのルールは? 謎のボールにジンクスも 昨年は大谷翔平初出場
第1ラウンド
<シーガー(後攻)24-32ロドリゲス(先攻)>
<アロンソ(後攻)20-19アクーニャJr.(先攻)>
<ソト(後攻)18-17ラミレス(先攻)>
<シュワーバー(後攻)19-20プホルス(先攻)>※13-13で延長戦
第2ラウンド
<アロンソ(後攻)23-31ロドリゲス(先攻)>
<プホルス(先攻)15-16ソト(後攻)>
決勝
<ソト(後攻)19-18ロドリゲス(先攻)>
◆方式 第1、第2ラウンドは3分、決勝は2分の時間制。スイング数等の制限はなく、時間内にどれだけ柵越えを放つかだけを競う。時間は打撃投手が1球目を投げてからスタートし、投球が時間内ならタイムアップ後の本塁打もカウントされる。
◆ボーナス時間 全ラウンド、全選手共通で各30秒のボーナスタイムが与えられる。また、440フィート(約134メートル)以上の本塁打を2本打った選手には、そのラウンドでさらに30秒のボーナスタイムが与えられる。
◆休息タイム 各選手は各ラウンドごとに45秒の休息を取ることができる(ボーナスタイム中は不可)。史上初の3連覇を目指すピート・アロンソ内野手(27=メッツ)は初優勝時の2019年、第2ラウンドでアクーニャ(ブレーブス)に7-19と劣勢の状況でタイムを取り、休息後に量産して逆転勝利した。
◆タイブレーカー(延長戦) 同数の場合は1分の延長戦を行う。それでも同数の場合は、3スイング中の本数で決める。決着がつくまで、3スイング勝負を繰り返す。大谷は昨年、フアン・ソト外野手(23=ナショナルズ)と対戦。最初の3分間で22-22、延長も6-6で決着つかず。再延長ではノーアーチ、3スイングすべて本塁打を放ったソトに屈し、第1ラウンドで姿を消した。