エンゼルス大谷翔平投手(28)が、10勝目をかけてレンジャーズ戦に「1番投手兼DH」で先発出場する。打者では21本塁打を放っており「2桁勝利、2桁本塁打」達成なら1918年ベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる。

大谷は偉業達成のチャンスを迎えた前回登板の22日(同23日)のブレーブス戦で6回まで1安打に封じたが、7回だけで6失点し敗戦。自身の連勝も6でストップしたが、11三振を奪い日本選手初の5試合連続2桁奪三振を達成した。投手では今季16試合で9勝5敗、防御率2.80。打者では95試合で打率.257、21本塁打、59打点、OPS.844。1918年にダブル2桁を達成したルースは13勝を挙げながら11本塁打を放った。

レンジャーズの先発はデビュー3年目の右腕スペンサー・ハワード(26)。今季7試合(先発5)で1勝2敗、防御率7.11。大谷とは昨年8月11日に2打席対戦し、空振り三振と四球だった。フォーシームの平均球速は94.3マイル(約151.8キロ)で、他にスライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボールを投げる。

なお、エンゼルスでは左股関節の張りで5月7日の出場を最後に離脱していたデービッド・フレッチャー内野手(28)が復帰。「9番二塁」でスタメン出場する。