エンゼルス大谷翔平投手(28)の11試合ぶり、今季9度目の1試合3安打も実らなかった。

マリナーズ戦に「2番DH」で出場。昨季のサイ・ヤング賞投手レイと対戦し、3回の第2打席で右前打をマークすると、続く5回の第3打席で左中間を破る三塁打を放った。前回の対戦で3打席連続三振を喫した左腕を攻略。さらに7回2死一塁、速球派右腕ムニョスとの対戦では5球目、101・3マイル(約163キロ)の直球を中前に運んだ。これまでメジャーで放った安打では最速の直球で、球威に力負けせず打ち返した。

登板翌日に3安打で打線をけん引し、3番レンヒーフォの2打点でリードしたが、5回までパーフェクト投球だった先発スアレスが6回に4連打などで3失点。ネビン監督代行は「非常にいい投球だった。十分、勝つチャンスはあったが、負けは負け」と振り返った。最終回に3番手の右腕チャベスが崩れて5失点。完敗で2連敗となった。(アナハイム=斎藤庸裕)

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