エンゼルスの先発右腕マイケル・ロレンゼン(30)が米4大ネットワークFOXの試合中継中にベンチからインタビューに答え、先発登板中の同僚、大谷翔平投手(28)について語った。

自身も昨季まで所属していたレッズで外野手兼救援投手の二刀流。いわばその分野では大谷より先輩だが、今は大谷が二刀流として圧倒している。放送席から「それがうらやましいか、自分も続きたいと思うか」と問われると「それができたら最高だけど」としながらも「彼は二刀流選手の基準ラインを相当高めた」と笑った。「彼を見ていると、本当にすごい。彼の投げる球はすべて空振りが取れる質の高いもの。打席に入れば100万キロ飛ばすのではないかというくらいの打球を打つ。信じられないよ」と称賛し「彼はすべてをシンプルにしている。非常に頭が良い。トレーニングの仕方も非常に効果的だ」と評した。

ロレンゼンは今季FAでエンゼルスに移籍し、ここまで14試合に先発し6勝6敗、防御率4・70。7月に右肩の張りで負傷者リスト入りし、9日に復帰した。休養日に地元カリフォルニアのビーチで一緒に過ごす様子をSNSに投稿するなど、大谷とは良きチームメートとして交流している。